Dear Friends and Colleagues:
I thought you might be interested in the speech below that George delivered at the Festival of Economics in Trento, Italy this afternoon. I'd call your attention in particular to the final passages where he discusses the current state of the European crisis.
All best,
Michael Vachon
2012年6月3日日曜日
2011年12月19日月曜日
『大停滞』(T.コーエン)……禿しく同感!
1時間もあれば読める本。言っていることはきわめてシンプル。時代は変わった、世界はもう高度成長は望めない、みんなビンボーにならざるを得ない、これを認めて、新しい現実に何とか適応して行こうと言うこと。おいらが前から考えていたことだが、年寄り特有の「ひが目」でおいらも歳をとったと思っていたけど、一流の経済学者も同じことを言っているので安心した。
こういう状況の中では、従来右派の勢力が改革を訴える急進派となり、左派のリベラル派が現状維持を主張する保守勢力となるということも、まさに同感。日本でも10年前から顕著に見えだした兆候。でも、イノベーションの停滞が不況の根本原因である以上、どちらも解決手段にはならないとコーエン教授は言う。これも同感。
各自、質実剛健をモットーに今後の50年(多分もっと長い期間になるかもしれない)を乗り切ろう。
2010年7月3日土曜日
池田信夫氏の言うとおり……でも時代の「空気」には逆らえない
池田信夫氏が民主党政権の「反市場原理主義」を批判している:
まったく戦前の時代に軍国主義「空気」に流されていく日本を憂いながら何も出来なかった良識派の心境。国民がいったん集団ヒステリーに流されて動き出してしまうと、行き着くところまで行って痛い目に合うまでみんな目が醒めないのである。
まあ、それを前提に個人は対策を考えざるを得ないのでしょうな。お上に「政策」あれば民に「対策」ありだ。
池田信夫 blog : 拝金: "民主党政権が「行き過ぎた市場原理主義」を嫌悪して「株主を重視しすぎた風潮に喝を入れたい」などという愚劣な話をしているかぎり、どんな「成長戦略」を作文しても成長率は上がらない。ライブドア事件で日本が失ったものは大きく、もしかすると日本経済は永遠に立ち直れないかもしれない。"この市場原理主義を嫌悪する風潮が、いまやこれが現代ニッポンの「空気」となってしまっている。
まったく戦前の時代に軍国主義「空気」に流されていく日本を憂いながら何も出来なかった良識派の心境。国民がいったん集団ヒステリーに流されて動き出してしまうと、行き着くところまで行って痛い目に合うまでみんな目が醒めないのである。
まあ、それを前提に個人は対策を考えざるを得ないのでしょうな。お上に「政策」あれば民に「対策」ありだ。
2010年3月31日水曜日
住商株売り!
なんか上がってきたので@1082円で売る。住商株は簡単。800円台になれば買い、1000円を超えたら売るタイミングを虎視眈々と狙う。それだけ。
なんでもシンプルな戦略がいい。タレブがこんなことを言っている:
なんでもシンプルな戦略がいい。タレブがこんなことを言っている:
Nassim N Taleb (nntaleb) on Twitter: "My problem of knowledge is that there are many more books on birds written by ornithologists than books on birds written by birds. [OPACITY]"
2010年2月11日木曜日
「儲からないからと言って働かないのではダメだ」(尾道の女将)
ちょっと所用があって、いつもなら絶対にやらないボラれるばかりの国内旅行を敢えてして、広島県の尾道に行ってきた。例によって町はとても不景気。商店街も夕方になったらほとんど閉店となる。ようやく晩にも開いているメシ屋を探しだし「尾道は晩が早いね〜」と嘆くと林芙美子のファンらしい女将が掲題のようなことを言った。けだし名言である。
女将曰く:
ギリシャの財政赤字はニッポンとは比べものにならないくらいに小さなものだが、政府が国の借金をナントカしようとして歳出削減に踏み切った途端、既得権層である公務員がいっせいにストライキを始め、国が成り立たなくなってしまい、一般国民は悲惨なことになっている。キリギリスの尻ぬぐいさせられる質実剛健のドイツ国民はお気の毒だ。
幸か不幸か、ニッポンでは国の借金の深刻さに対する国民の自覚が少ない。おかげで政府は借金を平気で膨らませ、国民はみんなハッピー。国債を買う銀行や郵貯にお金を預けている「普通の国民」とやらのほとんどがバラマキ行政の受益者であるイナカの既得権層であるため、国家財政の破綻などと言う言葉は「みんなが忘れたい」禁句となっている。でも、ある日突然、彼らがそれに気がつき自分たちの「私有財産の保全」に走った途端、ニッポンは崩壊するのである。おカネには国籍はないから日本人のおカネでも何処にでも逃げる。基本的なところでニッポンはギリシャみたいになりつつあるのである。
ちなみに尾道では朝も遅い。9時前に開店している店はほとんどないので、モーニングコーヒーを飲む喫茶店を探すにも苦労する。みんな、海運海事規制で食っておられた昔はよかった、規制を復活させたいという。「早寝、遅起き、国頼み」。普通の人は知らないだろうけど、ニッポンの海は規制だらけ。ようやく最近ほんの少しだけ「規制緩和」されつつあるので、こういうことになった。しかしニッポン人はまだまだ「規制」で食っている。人ごとではないのである。
女将曰く:
- みんな「働いても働いても儲からない」と言って働くことを止めてしまった。
- しかし少しでも長く店を開けているとその分確実にお客が来るのだ。それを儲からないと言って早く店を閉めてしまうから商店街全体のお客も減る。5万円でも10万円でも、とにかく稼ぐことが大事なのに、みんな低賃金の仕事を嫌うので、イナカで働いているのは外国人ばかりになってしまった。
- これではニッポンはいよいよ落ち目となる。
ギリシャの財政赤字はニッポンとは比べものにならないくらいに小さなものだが、政府が国の借金をナントカしようとして歳出削減に踏み切った途端、既得権層である公務員がいっせいにストライキを始め、国が成り立たなくなってしまい、一般国民は悲惨なことになっている。キリギリスの尻ぬぐいさせられる質実剛健のドイツ国民はお気の毒だ。
幸か不幸か、ニッポンでは国の借金の深刻さに対する国民の自覚が少ない。おかげで政府は借金を平気で膨らませ、国民はみんなハッピー。国債を買う銀行や郵貯にお金を預けている「普通の国民」とやらのほとんどがバラマキ行政の受益者であるイナカの既得権層であるため、国家財政の破綻などと言う言葉は「みんなが忘れたい」禁句となっている。でも、ある日突然、彼らがそれに気がつき自分たちの「私有財産の保全」に走った途端、ニッポンは崩壊するのである。おカネには国籍はないから日本人のおカネでも何処にでも逃げる。基本的なところでニッポンはギリシャみたいになりつつあるのである。
ちなみに尾道では朝も遅い。9時前に開店している店はほとんどないので、モーニングコーヒーを飲む喫茶店を探すにも苦労する。みんな、海運海事規制で食っておられた昔はよかった、規制を復活させたいという。「早寝、遅起き、国頼み」。普通の人は知らないだろうけど、ニッポンの海は規制だらけ。ようやく最近ほんの少しだけ「規制緩和」されつつあるので、こういうことになった。しかしニッポン人はまだまだ「規制」で食っている。人ごとではないのである。
2010年2月4日木曜日
「イマカラデモオソクハナイ!」トヨタ株は半分売り!
トヨタの株は「枕」にしておくつもりだったが、安眠なぞ出来なくなってしまった。社長はまるで雲隠れしたかのように姿を見せないし、大得意さまのアメリカ運輸長官が本社の社長と直接話したいといっているのにまだやってないようだ。決して逃げ隠れするような人じゃなく、むしろトヨタ精神そのものの人。トヨタ精神とは現場主義だ。きっと今、現場で連日徹夜で陣頭指揮を続けているのだろう。なんの陣頭指揮か? 今のトヨタにとって非常に重要だと思われる記者会見にも出席せずに、社長が現場に自ら乗り出さねばならないほどの大事なこととは、いったいなんだろう。それは欠陥の「原因究明」ではないのか。とすると、トヨタですらこの事故の原因が掴めていないと言うことではないのか?
よくわからないと言うことがリスクである。トヨタ株はリスクとなってしまった。心配のしすぎかも知れないが、リスクは小さい方がいい。
よくわからないと言うことがリスクである。トヨタ株はリスクとなってしまった。心配のしすぎかも知れないが、リスクは小さい方がいい。
2010年1月13日水曜日
SBI個人向け社債、今朝から売り出し
個人向け社債ウォッチ!: 【第11回】SBIホールディングスが個人向け社債発行!: "販売はSBI証券が独占です。"
SBI証券とは昔の E*TRADE 。ログインも前のままで設定でOK。銀行口座をたくさんに分けるのはアホだが、最近の社債は小さな証券会社から売り出されることが多いので、証券口座は多いほど便利。
2010年1月9日土曜日
「国債相場が暴落しないのは、消費税率を国際水準に合わせれば充分な税収が上がるという合意が市場関係者にあるからだ」(大竹文雄)
今日の日経一面インタビュー。目からウロコでした。おいらは古くさい年寄りなので最近の人は知らないのだが、この人(大竹文雄)は要チェックだな。twitter でも彼のつぶやきを入手できる。
でも民主党ポピュリスト政権に消費税を上げる度胸が果たしてあるのかという問題はある。これ。でも愚民を買収すれば勝つ選挙さえ終われば、自民党も反対しないことだろうし、案外簡単に実現できるのではないか。「弱者」を詐称し、楽して政府からおカネ(都市貧民の税金)を貰って裕福な消費活動をしている農村既得権集団も、これでようやく税金を払うことになるのだ。そうなればニッポンは買いだな。
でも民主党ポピュリスト政権に消費税を上げる度胸が果たしてあるのかという問題はある。これ。でも愚民を買収すれば勝つ選挙さえ終われば、自民党も反対しないことだろうし、案外簡単に実現できるのではないか。「弱者」を詐称し、楽して政府からおカネ(都市貧民の税金)を貰って裕福な消費活動をしている農村既得権集団も、これでようやく税金を払うことになるのだ。そうなればニッポンは買いだな。
2010年1月5日火曜日
「空元気」で不況が引き飛ばせるという思いこみの方がおかしい
正月が終わり、各社の年頭社長挨拶が新聞で紹介されている。不況の中で現実を正直に言えばみんがが萎縮してしまうから、正月でもあるし出来るだけポジティブなことを言いたいという「社長さん」の思いは分かるが、それも過ぎると現実離れしたマスターベーションに過ぎなくなる。ニッポンは「落ち目」というより、崖から飛び出してしまって「墜落まっしぐら」の過程にある。その現実を直視することから経営判断が始まるのではないか。
これは人類の歴史で何十回となく経験してきた過程。人類の歴史はバブルとバブル崩壊の繰り返しにあった。これは近代資本主義が始まる以前から繰り返されてきたこと。ニッポンでも「奢れる平家は久しからず、諸行無常の響き有り」と平家物語に書かれたとおりである。なにもホリエモンや小泉改革がもたらしたものではない。何十年もいい気になりすぎてきた報いなのである。
みんなが「空元気」を出して、なけなしのおカネを消費に回せば景気が良くなるというものではない。今晩の日経に、昼間から「なかま」と一緒に女同士で「親子カフェ」でお酒を酌み交わす「子育て主婦」の消費パターンがあたかもすばらしいものであるような紹介記事があったが、これははっきり言ってグロテスクだ。そういうことをしている主婦の行く先は、しょせん見えている。可哀想だが自分が撒いた種だ。
不況とか恐慌というものは、人間の愚かさを是正する神様の意志だ。正面から受け入れるべきものなのである。墜ちるところまで墜ちてはじめて人間は正しい道を見いだすことが出来る。坂口安吾が言ったとおりである。
国民はみんな節約に走っているという。とても正しいことだ。今まで国民は一個二万円のメロンとかに無駄遣いをしすぎてきたからだ。これを可能にしたのが自民党のばらまき政治だが、この戦後の自民党の「クレクレ主義」のイナカへの迎合ばらまき政治のおかげで腐れ果ててしまったニッポンは、堕落の過程をまっしぐらに進んでいる。いったん墜ちるところまで墜ちないといけないのだと思う。何も、民主党が自民党の真似をすることはない(ところが今の民主党がやっていることは、戦後の自民党がやったきた「ばらまき政治」の規模拡大バージョンに成り果てている、おかしい)。
民主党内の市場重視派と自民党内の「非バラマキ」良識グループを合体し、それが旧自民党のイナカ既得権農水勢力と今の民主党のバラマキ勢力の連合と対峙することで、はじめてニッポンに正しい対立軸が誕生する。「都市対イナカ」の対立軸とも言えるし「経済合理派とバラマキ・ポピュリストグループ」との対峙であるとも言える。これが成立しないとニッポンの民主政治は成熟しない。
これは人類の歴史で何十回となく経験してきた過程。人類の歴史はバブルとバブル崩壊の繰り返しにあった。これは近代資本主義が始まる以前から繰り返されてきたこと。ニッポンでも「奢れる平家は久しからず、諸行無常の響き有り」と平家物語に書かれたとおりである。なにもホリエモンや小泉改革がもたらしたものではない。何十年もいい気になりすぎてきた報いなのである。
みんなが「空元気」を出して、なけなしのおカネを消費に回せば景気が良くなるというものではない。今晩の日経に、昼間から「なかま」と一緒に女同士で「親子カフェ」でお酒を酌み交わす「子育て主婦」の消費パターンがあたかもすばらしいものであるような紹介記事があったが、これははっきり言ってグロテスクだ。そういうことをしている主婦の行く先は、しょせん見えている。可哀想だが自分が撒いた種だ。
不況とか恐慌というものは、人間の愚かさを是正する神様の意志だ。正面から受け入れるべきものなのである。墜ちるところまで墜ちてはじめて人間は正しい道を見いだすことが出来る。坂口安吾が言ったとおりである。
2/17 Today 安吾忌、坂口安吾没(1955)……人は正しく墜ちることが必要:"人は正しく堕ちる道を堕ちきることが必要なのだ。そして人の如くに日本も亦堕ちきることが必要であろう。堕ちる道を堕ちきることによって、自分自身を発見し、救わなければならない。政治による救いなどは上皮だけの愚にもつかない物である。(『堕落論』昭和21年4月1日「新潮」収録)"
国民はみんな節約に走っているという。とても正しいことだ。今まで国民は一個二万円のメロンとかに無駄遣いをしすぎてきたからだ。これを可能にしたのが自民党のばらまき政治だが、この戦後の自民党の「クレクレ主義」のイナカへの迎合ばらまき政治のおかげで腐れ果ててしまったニッポンは、堕落の過程をまっしぐらに進んでいる。いったん墜ちるところまで墜ちないといけないのだと思う。何も、民主党が自民党の真似をすることはない(ところが今の民主党がやっていることは、戦後の自民党がやったきた「ばらまき政治」の規模拡大バージョンに成り果てている、おかしい)。
民主党内の市場重視派と自民党内の「非バラマキ」良識グループを合体し、それが旧自民党のイナカ既得権農水勢力と今の民主党のバラマキ勢力の連合と対峙することで、はじめてニッポンに正しい対立軸が誕生する。「都市対イナカ」の対立軸とも言えるし「経済合理派とバラマキ・ポピュリストグループ」との対峙であるとも言える。これが成立しないとニッポンの民主政治は成熟しない。
2010年1月3日日曜日
NHK:「スペイン・オリーブ村でホームステイ」……スペインのオリーブ農家は「素朴」だって
ふ〜ん、この番組:
おいらには、スペインのオリーブ農家はたいへん高度な生産性の高いオリーブ生産をやっていると感じたけれどな〜。とても大規模で、機械化されており、あれなら高品質のオリーブも大量に安く作れるはずだと感心した(スペイン産のオリーブの品質は世界一じゃないか)。でも、気候がオリーブ生産に向いておらず、規模が小さく、国際的に見て非常に生産性の低いオリーブ産地に過ぎない小豆島から來た人には、スペインのオリーブ農家の生活は「素朴」と映るらしい。オリーブ農家の暮らし向きが日本の方が良いからだろうが、ちょっとおかしいな〜。
ニッポンのオリーブ生産地小豆島ではグロソブの保有率が日本平均の三倍にもなる:
グロソブの是非については何にも言わない(日経新聞は批判的だが)。今さら儲けなくてもいいと思う余裕資金をもつ階層にとっては安定的で有利な運用方法だと思う(リーマンショックですべての資産は総崩れになったがグロソブは被害が少なかった)。小豆島の住民はやっぱりえらかったのである。でも元手がないと話にならない話。小豆島の住民は豊かだったのである。
スペインの方が貧しい国だからスペインのオリーブ農家が日本のオリーブ農家に較べて貧しいのは当たり前と思うかも知れないが、ニッポンの一人あたりGDPはイタリアにもとっくの昔に抜かれ、いまではギリシャやスペインにも抜かれかかっている。大した差はない。ニッポンの生産性の悪い農家は、「ブランド」とやらで国民を洗脳し、その生産性の低さにもかかわらず国内で相対的に有利な所得配分を受けているから、はるかに大規模で生産性のいいスペインのオリーブ農家よりよい暮らしが出来るのである。そのツケは都市住民が自分たちの生活水準を犠牲にすることで払っている。これはオリーブに限ったことではない。
こういう経済のゆがみを直してゆかない限り、ニッポンの将来はなく、国民経済の負担の重みに耐えきれず、みんなどんどん貧しくなってしまう。
NHK 暮らしてみる旅~スペイン・オリーブ村でホームステイ~: "ヨーロッパには、恵まれた自然に抱かれた村人の昔ながらの暮らしがある。日本の町や村から1人の女性が足をのばし、ホームステイ。今回は、スペインのオリーブの産地として名高いイノハーレス村を訪ねる。向かったのは、香川・小豆島でオリーブ料理を創作しているかほるさん(58歳)と、タレント・今井翼(28歳)。海外がはじめてのかほるさんは、ホームステイを通し、素朴なスローライフに“豊かな暮らし”を感じていく。"
おいらには、スペインのオリーブ農家はたいへん高度な生産性の高いオリーブ生産をやっていると感じたけれどな〜。とても大規模で、機械化されており、あれなら高品質のオリーブも大量に安く作れるはずだと感心した(スペイン産のオリーブの品質は世界一じゃないか)。でも、気候がオリーブ生産に向いておらず、規模が小さく、国際的に見て非常に生産性の低いオリーブ産地に過ぎない小豆島から來た人には、スペインのオリーブ農家の生活は「素朴」と映るらしい。オリーブ農家の暮らし向きが日本の方が良いからだろうが、ちょっとおかしいな〜。
ニッポンのオリーブ生産地小豆島ではグロソブの保有率が日本平均の三倍にもなる:
■ グロソブの島 - The Fitting Room : "■グロソブの島
香川県小豆島。瀬戸内に浮かぶこの島で「グロソブ」が爆発的に売れている。世界の債券に投資する投資信託で正式名称はグローバル・ソブリン・オープン。国際投信投資顧問が運用する。島での残高は100億円を突破。人口対比で日本全体の3倍の「濃度」で保有している計算だ。"
グロソブの是非については何にも言わない(日経新聞は批判的だが)。今さら儲けなくてもいいと思う余裕資金をもつ階層にとっては安定的で有利な運用方法だと思う(リーマンショックですべての資産は総崩れになったがグロソブは被害が少なかった)。小豆島の住民はやっぱりえらかったのである。でも元手がないと話にならない話。小豆島の住民は豊かだったのである。
スペインの方が貧しい国だからスペインのオリーブ農家が日本のオリーブ農家に較べて貧しいのは当たり前と思うかも知れないが、ニッポンの一人あたりGDPはイタリアにもとっくの昔に抜かれ、いまではギリシャやスペインにも抜かれかかっている。大した差はない。ニッポンの生産性の悪い農家は、「ブランド」とやらで国民を洗脳し、その生産性の低さにもかかわらず国内で相対的に有利な所得配分を受けているから、はるかに大規模で生産性のいいスペインのオリーブ農家よりよい暮らしが出来るのである。そのツケは都市住民が自分たちの生活水準を犠牲にすることで払っている。これはオリーブに限ったことではない。
こういう経済のゆがみを直してゆかない限り、ニッポンの将来はなく、国民経済の負担の重みに耐えきれず、みんなどんどん貧しくなってしまう。
2010年1月1日金曜日
年の始めに「日々是好日」と「長生きリスク」を考える
おいらは年賀状は書かないのだが貰うと嬉しい。同級生に抹香臭い男がいて、毎年正月にはわれわれ凡人の精神修養のための言葉を送ってくれる。今年は中部経典131『日々是好日』。ネットで原文を見つけたので書き写さなくてもいいので楽。これ:
「過去はすでに過ぎ去りしもの、未来はまだ來ぬもの」という言葉は、いいですな〜。座右の銘にしよう。
でもやっぱし気になることがある。「過去に執着するな」というのはよい。しかし「未来に恐れをもつな」というのは、果たしてどうか。お釈迦様は「死を恐れるな」という風におっしゃっているようだが、おいら団塊の世代以上の高齢者が恐れているのは死ぬことではない。逆に長生きしすぎることが心配なのである。いわゆる「長生きリスク」として10年以上前から恐れられてきたことだが、いまだに有効な対処法がないのである。だから高齢者は倹約するしかない。高齢者はおカネを持っているはずだ、なぜ全部使わないのだとエライ評論家センセーたちは年寄りを非難されるが、平均寿命までに貯金を全部使い切ってしまった後で、不幸にも長生きすることになってしまったらどうするのか。その時はいさぎよく飢え死にしろと言うのも理屈ではあろうが、おいらはいやだ。
ところがフランスでは19世紀の段階で既にこのリスクへの金融的対処方法が、何らの余分の税金を使うことなく民間ベースで実現されていた。なぜニッポンでは無理なのかを考えてみる(面白いので「続きを読む」をクリックしてください)。
フランスの年金制度というのは面白い。バルザックなんか読むと詳しく分かるが、公的年金制度ではなく、数多くの民間年金システムが存在した。条件は「相対」で決まる。面白いのは年寄りが考えている自分の生存年数は普通の平均寿命より長いのが普通で(みんな自分だけは長生きすると思っているのだ)、年寄りに年金を売り付けるのがいい商売となる。でも一生一定のおカネが保障されるというのは安心感があり、おかげで19世紀末期のパリには「ランティエ」という巨大な年金生活者層が生まれ、彼らの生活パターンは一つの文化となった。安心があると年寄りもお金を使うのだ。しかしいまのニッポンでそんな安心感があるのは戸別所得保障制度がある農家ぐらいなもん。
モーパッサンにもこの種のお話しが出てくる。強欲な婆さんの家を、婆さんが生きているうちは毎月これだけ払うが死んだら家を貰うという条件で買ったのはいいけれど(今のリバースモーゲッジですな)、婆さんはなかなか死なない。困り果てた買い主は婆さんに酒をプレゼントし飲酒癖を植えつけ、うまいこと肝硬変で死なせることに成功しみんなハッピーになりましたとさ、というモーパッサン一流の「ノット・ポリティカリーコレクト」な小説である。
必要は発明の母であり19世紀フランスでは市場のニーズに沿った多くの「金融商品」が市場に提供されていたと言うことである。ところがいまのニッポンではこういった商品はきわめて限定されている。なぜか。銀行側や若い世代がリスクを取らないからだ。現在のリバースモーゲッジは超保守的な前提に立っているもので、おいらみたいな酒飲みで危険なスポーツが好きな人間は早く死ぬはずなのでもっと良い条件を提供しても貸し主は十分儲かると思うのだがそういうオファーは残念ながらない。みんな一緒に仲良く平等なシステムなのである。リスクを取らない資本主義は資本主義ではない。市場が機能していないという意味で、現代ニッポンの資本主義は19世紀フランスよりも程度が悪いのである。
年寄りに金を使わせようと思うなら、若い世代は果敢にリスクを取り年寄りをネタにして儲ける知恵を働かせるべきだと思う。アガサ・クリスティー流の相続目当ての殺人事件が多発することになるかも知れないが、そんなのもスリルがあって面白いではないか。
スリランカ寺関西 兵庫県伊丹市にあるテーラワーダ仏教のお寺: "「日々是好日」経 (中部経典131)
過去を追いゆくことなく また未来を願いゆくことなし
過去はすでに過ぎ去りしもの 未来はまだ来ぬものゆえに
現に存在している現象を その場その場で観察し
揺らぐことなく動じることなく 智者はそを修するがよい
今日こそ努め励むべきなり 誰が明日の死を知ろう
されば死の大軍に 我ら煩うことなし
昼夜に怠ることなく かように住み、励む
これまさに「日々是好日」と 寂静者なる牟尼は説く"
「過去はすでに過ぎ去りしもの、未来はまだ來ぬもの」という言葉は、いいですな〜。座右の銘にしよう。
でもやっぱし気になることがある。「過去に執着するな」というのはよい。しかし「未来に恐れをもつな」というのは、果たしてどうか。お釈迦様は「死を恐れるな」という風におっしゃっているようだが、おいら団塊の世代以上の高齢者が恐れているのは死ぬことではない。逆に長生きしすぎることが心配なのである。いわゆる「長生きリスク」として10年以上前から恐れられてきたことだが、いまだに有効な対処法がないのである。だから高齢者は倹約するしかない。高齢者はおカネを持っているはずだ、なぜ全部使わないのだとエライ評論家センセーたちは年寄りを非難されるが、平均寿命までに貯金を全部使い切ってしまった後で、不幸にも長生きすることになってしまったらどうするのか。その時はいさぎよく飢え死にしろと言うのも理屈ではあろうが、おいらはいやだ。
ところがフランスでは19世紀の段階で既にこのリスクへの金融的対処方法が、何らの余分の税金を使うことなく民間ベースで実現されていた。なぜニッポンでは無理なのかを考えてみる(面白いので「続きを読む」をクリックしてください)。
フランスの年金制度というのは面白い。バルザックなんか読むと詳しく分かるが、公的年金制度ではなく、数多くの民間年金システムが存在した。条件は「相対」で決まる。面白いのは年寄りが考えている自分の生存年数は普通の平均寿命より長いのが普通で(みんな自分だけは長生きすると思っているのだ)、年寄りに年金を売り付けるのがいい商売となる。でも一生一定のおカネが保障されるというのは安心感があり、おかげで19世紀末期のパリには「ランティエ」という巨大な年金生活者層が生まれ、彼らの生活パターンは一つの文化となった。安心があると年寄りもお金を使うのだ。しかしいまのニッポンでそんな安心感があるのは戸別所得保障制度がある農家ぐらいなもん。
モーパッサンにもこの種のお話しが出てくる。強欲な婆さんの家を、婆さんが生きているうちは毎月これだけ払うが死んだら家を貰うという条件で買ったのはいいけれど(今のリバースモーゲッジですな)、婆さんはなかなか死なない。困り果てた買い主は婆さんに酒をプレゼントし飲酒癖を植えつけ、うまいこと肝硬変で死なせることに成功しみんなハッピーになりましたとさ、というモーパッサン一流の「ノット・ポリティカリーコレクト」な小説である。
必要は発明の母であり19世紀フランスでは市場のニーズに沿った多くの「金融商品」が市場に提供されていたと言うことである。ところがいまのニッポンではこういった商品はきわめて限定されている。なぜか。銀行側や若い世代がリスクを取らないからだ。現在のリバースモーゲッジは超保守的な前提に立っているもので、おいらみたいな酒飲みで危険なスポーツが好きな人間は早く死ぬはずなのでもっと良い条件を提供しても貸し主は十分儲かると思うのだがそういうオファーは残念ながらない。みんな一緒に仲良く平等なシステムなのである。リスクを取らない資本主義は資本主義ではない。市場が機能していないという意味で、現代ニッポンの資本主義は19世紀フランスよりも程度が悪いのである。
年寄りに金を使わせようと思うなら、若い世代は果敢にリスクを取り年寄りをネタにして儲ける知恵を働かせるべきだと思う。アガサ・クリスティー流の相続目当ての殺人事件が多発することになるかも知れないが、そんなのもスリルがあって面白いではないか。
2009年12月15日火曜日
日立CB:上場と同時に5%アップ!
こわごわ申しこんだんだけれど、日経平均が値を下げる中、日立のCBは上場と同時に値を上げている:
どういう風の吹き回しだろう?
即、売り抜けるのもいいな。
CB検索: "日立製作所 130%コール付 8回CB 現在値 105.60↓(10:39)"
どういう風の吹き回しだろう?
即、売り抜けるのもいいな。
2009年12月13日日曜日
『蜘蛛の糸』のカンダタもニュートン力学を知っておれば自分だけ助かった!
今朝の日経新聞を読んでいて思わず大笑いしたコラムがあった。最終ページにある歌人の小池光氏の「うたの動物記」。歌人がニュートン力学を語る。さらにお釈迦様が垂らした蜘蛛の糸をよじ登っていて自分だけが助かろうとして地獄に逆戻りしてしまったカンダタも、「うまくやれば」本当に自分だけ助かることが出来たと述べる。「ポリティカリー・ノット・コレクト度」100%。座蒲団三枚。あまりに面白いので要旨をご紹介。メモだね。
要旨:
たぶん芥川龍之介は、ニュートン力学なんかには関心がなく、自分の「みんな一緒」哲学を強調したかったのであろう。芥川龍之介の考えは、「みんな一緒に極楽に行くことを考えるべきだ。自分だけ助かろうとする根性はさもしい。みんな一緒に極楽に行くのでなければ、みんな一緒に地獄に留まれ」というもの。考えてみれば、まことにニッポン的な「みんな一緒にお手々つないで仲良く楽しく」哲学ではないか。この哲学は昨今始まったものではないのである。
この芥川哲学は、みんな一緒に大国化し、みんな一緒に惨めになり、またみんな一緒に経済発展した昭和の時代には、確かな合理性を持ったものであった。でもいまからの時代はどうなんだろうね。
昨今の政治を見ていると、ニッポンは確実に「アルゼンチン化」しつつあると思う。第二次大戦前までは、世界一の生産性を誇ったの農業部門の存在のおかげで世界有数の豊かな国であったアルゼンチンも、稼ぎのある農業部門からオンブに抱っこの工業部門に所得を移転するというペロン以降のバラマキ・ポピュリズム政治のおかげで、稼ぎ手である農業部門は全くやる気と勢いをなくし、人のおカネに頼る工業部門はいつまで経っても発展途上のままで、結局国民は完全に生産意欲を失い、「政府からいくら貰えるか」ばかりを気にする国民に成り下がり、国は急速に衰退していった。「農業」と「工業」を置き換えると、全くいまのニッポンでそのものある。
苦しいときは「みんな一緒に堪え忍ぶ」というのは道徳的な意味もあるが、「みんな一緒に人からお金を貰うことばかり考える」というのは、道徳的堕落としかいいようがない。こんな「みんな一緒」からは、自分だけでも脱出を図るべきである。
そのためには「ニュートン力学」ばかりでなく、いろいろ勉強しておく必要があるね。
要旨:
芥川龍之介『蜘蛛の糸』。カンダタがお釈迦様が垂らしてくれた蜘蛛の糸にすがって地獄からの脱出を図る。振り返ると無数の亡者がわれもわれもとすがってくる。「この蜘蛛の糸は俺のものだ、下りろ、下りろ」と叫んだ瞬間、糸が切れて自分も地獄へ再転落してしまう、という誰もが知る話。
だがこのとき、掴んだ手の下のところで糸が切れればカンダタだけは助かった。ゆっくりと徐々に引けば手の上で切れ、一気に引くと下で切れる。ニュートンの慣性の法則の教えるところである。芥川はニュートンの法則を知っていたのかしら。
たぶん芥川龍之介は、ニュートン力学なんかには関心がなく、自分の「みんな一緒」哲学を強調したかったのであろう。芥川龍之介の考えは、「みんな一緒に極楽に行くことを考えるべきだ。自分だけ助かろうとする根性はさもしい。みんな一緒に極楽に行くのでなければ、みんな一緒に地獄に留まれ」というもの。考えてみれば、まことにニッポン的な「みんな一緒にお手々つないで仲良く楽しく」哲学ではないか。この哲学は昨今始まったものではないのである。
この芥川哲学は、みんな一緒に大国化し、みんな一緒に惨めになり、またみんな一緒に経済発展した昭和の時代には、確かな合理性を持ったものであった。でもいまからの時代はどうなんだろうね。
昨今の政治を見ていると、ニッポンは確実に「アルゼンチン化」しつつあると思う。第二次大戦前までは、世界一の生産性を誇ったの農業部門の存在のおかげで世界有数の豊かな国であったアルゼンチンも、稼ぎのある農業部門からオンブに抱っこの工業部門に所得を移転するというペロン以降のバラマキ・ポピュリズム政治のおかげで、稼ぎ手である農業部門は全くやる気と勢いをなくし、人のおカネに頼る工業部門はいつまで経っても発展途上のままで、結局国民は完全に生産意欲を失い、「政府からいくら貰えるか」ばかりを気にする国民に成り下がり、国は急速に衰退していった。「農業」と「工業」を置き換えると、全くいまのニッポンでそのものある。
苦しいときは「みんな一緒に堪え忍ぶ」というのは道徳的な意味もあるが、「みんな一緒に人からお金を貰うことばかり考える」というのは、道徳的堕落としかいいようがない。こんな「みんな一緒」からは、自分だけでも脱出を図るべきである。
そのためには「ニュートン力学」ばかりでなく、いろいろ勉強しておく必要があるね。
2009年12月3日木曜日
オリックスCBは売り
去年年末に買ったオリックスCBを売り抜け。@107.70円。買った途端に大暴落した話題のCBだが、何とか値を持ち直した。一年で7.7%の利幅なら悪くはない。急いで利食い。
気をよくした勢いで日立のCBを買う。でもどうなんだろうね。民主党の「環境にやさしい」政治じゃ、みんなビンボーになってお仕舞いとなりそうなんだけれど、あまり悲観的になりすぎるのもよくないと思うから、おカネはドブに捨てたつもりで「ひょっとしたら儲かる」に賭ける。
気をよくした勢いで日立のCBを買う。でもどうなんだろうね。民主党の「環境にやさしい」政治じゃ、みんなビンボーになってお仕舞いとなりそうなんだけれど、あまり悲観的になりすぎるのもよくないと思うから、おカネはドブに捨てたつもりで「ひょっとしたら儲かる」に賭ける。
三井住友銀行の個人向け劣後債
この社債:
証券会社によって、取得可能なところと、そうでないところがあるようだ。
先週から大和の東京支店に申し込んでいたのだが、今日になって一口も取れないと言ってきた。取れないのはこれが二回目。実力がまるでない。
しょうがないので野村の本店に頼むと、いくらでもどうぞとの返事。これも二回目。ノムラ本店には潤沢に配分があるようだ。
実力がない株屋と付き合っていると、損をする。同じように、アホと付き合うと時間を無駄にすることが多い。
個人向け社債ウォッチ!: 三井住友銀行が個人向け劣後債発行!
証券会社によって、取得可能なところと、そうでないところがあるようだ。
先週から大和の東京支店に申し込んでいたのだが、今日になって一口も取れないと言ってきた。取れないのはこれが二回目。実力がまるでない。
しょうがないので野村の本店に頼むと、いくらでもどうぞとの返事。これも二回目。ノムラ本店には潤沢に配分があるようだ。
実力がない株屋と付き合っていると、損をする。同じように、アホと付き合うと時間を無駄にすることが多い。
2009年11月17日火曜日
イオンの転換社債の売り込みがしつこい!
おいらもよほどアマちゃんだと思われているのか、一度断ったのになんとか「一口だけでも」と泣き付かれてしまった。このCB。無利息の上に最初から2.5%のプレミアムが付いているので買って償還するまで置いておけば確実に損する仕組み。いくら世の中デフレだといってもこれじゃ買えないので断固断る。これを書いている最中にも別の証券会社からも売り込み。証券会社も売るのに苦労している模様だ。
優待券狙いをするにしても都心にはイオンの店がないのだ。あのビジネスモデルはイナカの農地をがばっと買い占めて農地転用で地主に大いに儲けて貰い、土建屋にもばんばん儲けて貰い、ばらまいたお金をイオンでどばっと派手に使って貰うことで成り立っていた仕組みなんだけれど、最近はなかなか難しいわな。(ニッポンの農家の農業所得より農地転売等不動産所得の方が多いのは知られている事実。いくらなんでもあくどすぎる)
ところで民主党は途上国に環境で大盤振る舞いを決めたらしい:
ニッポンにはとてもそんな余裕はないと思うのだが、これもイナカにお金をばらまけば必ず儲かるという岡田イオン哲学か。
新たなバブルが膨らみつつある。今度のバブルの鳥は「カンキョーカンキョー」と啼く。薄気味悪い。くわばらくわばら。
優待券狙いをするにしても都心にはイオンの店がないのだ。あのビジネスモデルはイナカの農地をがばっと買い占めて農地転用で地主に大いに儲けて貰い、土建屋にもばんばん儲けて貰い、ばらまいたお金をイオンでどばっと派手に使って貰うことで成り立っていた仕組みなんだけれど、最近はなかなか難しいわな。(ニッポンの農家の農業所得より農地転売等不動産所得の方が多いのは知られている事実。いくらなんでもあくどすぎる)
ところで民主党は途上国に環境で大盤振る舞いを決めたらしい:
asahi.com(朝日新聞社):途上国の温暖化対策、12年までに8千億円支援 環境相 - 政治: "【コペンハーゲン=山口智久】小沢鋭仁環境相は16日、途上国の地球温暖化対策支援のため、日本が12年までの3年間に総額90億ドル(約8千億円)を拠出する方針を明らかにした。「鳩山イニシアチブ」の一環。途上国支援の具体策は、13年以降の国際枠組み(ポスト京都議定書)の合意を左右する焦点となっている。"
インドのラメシュ環境相は朝日新聞の取材に対し「日本の寛大さに敬服する。EUや米国も続いてほしい」と評価した。
ニッポンにはとてもそんな余裕はないと思うのだが、これもイナカにお金をばらまけば必ず儲かるという岡田イオン哲学か。
新たなバブルが膨らみつつある。今度のバブルの鳥は「カンキョーカンキョー」と啼く。薄気味悪い。くわばらくわばら。
2009年11月2日月曜日
鳩山首相、7200万円申告漏れ 08年の株売却、修正し納税 ……正直者が馬鹿を見る制度では困るんだよな〜
あらら、このニュース:
この移転では、みんな頭を絞ったはず。ついうっかり申告を忘れてしまったなどと云うことは、頭を絞ったのは税金のことであったわけであり、あり得ない。うまく行けば税金を払わなくて済む、様子がおかしければその時税金を払えば良いという「損得勘定」で申告しなかったものだろう。それにほぼ間違いはない。
鳩山ファミリーの政治資金の問題については、ホリエモンがこれは意図的な相続税脱税の容疑があるのではないかと指摘している;
国税庁は、ビンボー人からの取り立てが厳しいくせに、大金持ちで政治権力者となれば、大甘だ。この問題も、ここで何もしなければ、いつも自称している「正義の味方」なんかじゃないよ。
NIKKEI NET(日経ネット):鳩山首相、7200万円申告漏れ 08年の株売却、修正し納税 (12:29): "鳩山首相の事務所の説明によると、09年1月5日に上場株券が電子化されるのに伴い、証券会社が売買を管理する「特定口座」に移すため、「08年に証券会社のアドバイスに従って売却した」という。しかし「09年3月の確定申告時に手違いにより申告漏れをしていた」といい、申告漏れの金額は7226万847円に上る。 (12:29)おいらは一般口座から特定口座に振り返る際、いろいろ悩んだけれど、売却したものについては正直に申告して税金を払った。でも税金のプロをアドバイサーに抱えるお金持ちはそんなことはしていなかったのだ。おいらはバカ正直だったみたい。正直者が損をする制度は困る。
この移転では、みんな頭を絞ったはず。ついうっかり申告を忘れてしまったなどと云うことは、頭を絞ったのは税金のことであったわけであり、あり得ない。うまく行けば税金を払わなくて済む、様子がおかしければその時税金を払えば良いという「損得勘定」で申告しなかったものだろう。それにほぼ間違いはない。
鳩山ファミリーの政治資金の問題については、ホリエモンがこれは意図的な相続税脱税の容疑があるのではないかと指摘している;
生活保護・貧困/鳩山故人献金問題|堀江貴文オフィシャルブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」by Ameba: "これ、国税的には単なるミスでなく、悪質な課税逃れということになるので修正申告で済まない査察が出てくる脱税案件になったりする事案なんだよねぇ。。。で、オヤジの代からやっていたということだから知りませんでしたというのもなかなか言いづらいのかなあと、西武の堤さんの事例をみると思うんだよねぇ。"
国税庁は、ビンボー人からの取り立てが厳しいくせに、大金持ちで政治権力者となれば、大甘だ。この問題も、ここで何もしなければ、いつも自称している「正義の味方」なんかじゃないよ。
2009年9月30日水曜日
JALと地方空港問題は、ニッポン問題の本質でもある!
この二三日NHKラジオを聴いている。他のことをやりながら聴けるという効率性もさることながら、多数派の日本人の考え方を知る上でとても参考になるのだ。これがわれわれ一般人の常識から相当乖離しているのである。これはイナカべったりのNHKの編集方針によるものだと思いたいのだが、背筋が寒くなるのが「ニッポン人はみんなこういう風に考えている」という恐怖の仮説。
今夕のJAL問題と地方空港問題での視聴者参加番組では、意見を寄せた視聴者のほとんどが採算がとれなくても地方空港の廃絶に反対だという。赤字分は国(すなわち納税者、とりもなおさず大都市住民)が払えば良いというのだ。本当にニッポン人はここまで自分のエゴと利権しか考えない人間に成り下がってしまったのだろうか。
全国津々浦々に地方空港を建設し、イナカ路線を強引に(都市住民の負担で)JALに開設させたのは、ニッポンを牛耳る農村既得権集団の政治力。一番儲かったのは土地買収で農地を売り抜けた地主(買収予定地から外れて儲け損なった地主は自分の土地の山林を出来るだけ高く成長させ飛行機発着の嫌がらせをする(あいつらのいう「誠意を示せ」とは「お金をよこせ」と言うこと)。いちばん損したのは納税者(大都市住民)。世も末の現象だが、この番組を聞く限り、こういう政策がいまだに日本国民の多数派に支持されているらしい。暗澹たる気分となった。
今日の最高裁判決でも「一票の格差」が5倍近くでも合憲とされたのだから、司法まで動かすあいつらの政治力、恐るべし。マクロ経済的には誰のお金を誰に所得移転しようとマクロでは中立だが(亀井静香の政治倫理もそうなのだろう)、こんなことが続くとニッポンがどんどん「イナカモン化」して行くことは避けられない。
今夕のJAL問題と地方空港問題での視聴者参加番組では、意見を寄せた視聴者のほとんどが採算がとれなくても地方空港の廃絶に反対だという。赤字分は国(すなわち納税者、とりもなおさず大都市住民)が払えば良いというのだ。本当にニッポン人はここまで自分のエゴと利権しか考えない人間に成り下がってしまったのだろうか。
全国津々浦々に地方空港を建設し、イナカ路線を強引に(都市住民の負担で)JALに開設させたのは、ニッポンを牛耳る農村既得権集団の政治力。一番儲かったのは土地買収で農地を売り抜けた地主(買収予定地から外れて儲け損なった地主は自分の土地の山林を出来るだけ高く成長させ飛行機発着の嫌がらせをする(あいつらのいう「誠意を示せ」とは「お金をよこせ」と言うこと)。いちばん損したのは納税者(大都市住民)。世も末の現象だが、この番組を聞く限り、こういう政策がいまだに日本国民の多数派に支持されているらしい。暗澹たる気分となった。
今日の最高裁判決でも「一票の格差」が5倍近くでも合憲とされたのだから、司法まで動かすあいつらの政治力、恐るべし。マクロ経済的には誰のお金を誰に所得移転しようとマクロでは中立だが(亀井静香の政治倫理もそうなのだろう)、こんなことが続くとニッポンがどんどん「イナカモン化」して行くことは避けられない。
2009年9月25日金曜日
NHK特報首都圏:介護に行き詰まりこどもが親を殺すケースが多発、どうするべきか?
これはわりかしいい問題提起:
体制べったりのNHK流に物事をそんなに複雑に考えるのは、問題の本質から視線をはぐらかすことになってしまう(それこそNHKの意図するところかもしれないが)。問題の本質は簡単だ。ニッポンでは親の介護にかかる費用と負担が大きすぎることが問題なのだ。だから子どもが親の介護の負担に耐えきれず親を殺してしまうことになる。
われわれニッポン人は毎月高額の介護保険料を払わされている。でも、そのほとんどが、役人やら、ホームを経営するノーソン地主やら、冷房が効いた部屋で仕事をする介護関係の「知的労働者」の給料などに使われてしまい、肝腎の現場の介護労働者にはごく少額しか還元されない仕組みとなっている。すべて自由化して、介護労働者の入国を解禁さえしておれば、在宅介護費用も今より遙かに安くすんでいたはずであり、この番組で取りあげられているこどもたちも親を殺さなくてすんだはずだ。
介護を必要とするお年寄りは、エラソーな「知的労働者」なぞではなくて、フィリピン人でもなんでもいいから、現実に自分のおむつを替えてくれる現場の労働力を必要としている。ところがニッポンでは既得権集団の利益を守るために外国人介護労働者の入国は極度に制限され介護必要者のニーズはまるで満たされていないのである。結局こどもたちが自分の仕事を犠牲にしてでもやらなければいけなくなってしまっている。こういう理不尽な制度を見直すことこそ、このような悲劇を未然に防ぐすべである。
米国民主党の論客であるエドワード・リンカーンに言わせれば、日本の人口の54%は既得権で食っているという(ここ)。彼がそれを言ったのはいまから10年以上前のこと。その後のニッポンは、それが改善されるどころか、ますますその傾向が強まっている。ニッポンはやっぱり売りだ。
特報首都圏 - Yahoo!テレビ.Gガイド [テレビ番組表]: "特報首都圏「“介護殺人”〜親子の間で何が〜」
介護に行き詰まって、子どもが親を殺害する事件が相次いでいる。専門家によると、配偶者間とは違う親子故の関係が悲劇の原因だという。未然に防ぐ手立てはないのか考える。
介護に行き詰まって、息子や娘が親を殺害する“介護殺人”が相次いでいる。なぜ、悲劇につながったのか? 取材を進めると、配偶者間とは違い、お互いが強く依存しあう親子の特殊な関係性が浮かび上がってきた。また、働き盛りの世代ゆえ、自らの将来と親の介護との板挟みになり、苦悩する姿もある。どうすれば、息子・娘世代が抱える、介護の閉そく感を解消できるのか、考える。"
体制べったりのNHK流に物事をそんなに複雑に考えるのは、問題の本質から視線をはぐらかすことになってしまう(それこそNHKの意図するところかもしれないが)。問題の本質は簡単だ。ニッポンでは親の介護にかかる費用と負担が大きすぎることが問題なのだ。だから子どもが親の介護の負担に耐えきれず親を殺してしまうことになる。
われわれニッポン人は毎月高額の介護保険料を払わされている。でも、そのほとんどが、役人やら、ホームを経営するノーソン地主やら、冷房が効いた部屋で仕事をする介護関係の「知的労働者」の給料などに使われてしまい、肝腎の現場の介護労働者にはごく少額しか還元されない仕組みとなっている。すべて自由化して、介護労働者の入国を解禁さえしておれば、在宅介護費用も今より遙かに安くすんでいたはずであり、この番組で取りあげられているこどもたちも親を殺さなくてすんだはずだ。
介護を必要とするお年寄りは、エラソーな「知的労働者」なぞではなくて、フィリピン人でもなんでもいいから、現実に自分のおむつを替えてくれる現場の労働力を必要としている。ところがニッポンでは既得権集団の利益を守るために外国人介護労働者の入国は極度に制限され介護必要者のニーズはまるで満たされていないのである。結局こどもたちが自分の仕事を犠牲にしてでもやらなければいけなくなってしまっている。こういう理不尽な制度を見直すことこそ、このような悲劇を未然に防ぐすべである。
米国民主党の論客であるエドワード・リンカーンに言わせれば、日本の人口の54%は既得権で食っているという(ここ)。彼がそれを言ったのはいまから10年以上前のこと。その後のニッポンは、それが改善されるどころか、ますますその傾向が強まっている。ニッポンはやっぱり売りだ。
2009年9月24日木曜日
亀井静香「徳政令」に躍り喜ぶ「地球に優しい」ニッポン国民
亀井静香の「モラトリアム」とは、要は「徳政令」。「平成の徳政令」として長く歴史に名を残すことになるだろう。いままで歴代ニッポン政府が鎌倉時代以降常習的に行ってきた徳政令は、愚民には大受けであったものの、例外なく日本経済に悪影響を与えてしまった。これについては何度も書いた:
一々紹介するのは面倒なので、おいらのサイトを Google キーワード「徳政令」で検索したものを提示するにとどめる:
余丁町検索「徳政令」
得するのは、いままで効率の悪いことしかやってこなかった無能な生産者と人気取り政策で権力を握る政治家。損するのは真面目に働いてきた国民とこれからの日本国民(若年層及び生まれてくるこどもたち)。世も末じゃ。
一々紹介するのは面倒なので、おいらのサイトを Google キーワード「徳政令」で検索したものを提示するにとどめる:
余丁町検索「徳政令」
得するのは、いままで効率の悪いことしかやってこなかった無能な生産者と人気取り政策で権力を握る政治家。損するのは真面目に働いてきた国民とこれからの日本国民(若年層及び生まれてくるこどもたち)。世も末じゃ。
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